レザータッセル作りが終わり、いよいよメインイベントとなるトータルコーディネートの時間。「デニムのコーディネートが苦手」というお客さまのお悩みを受けて川村さんが提案したスタイリングがこちらです。
上:トレンチコート、トップス(DRESSTERIOR)/キャスケット、パンツ、ヒール(Deuxieme Classe)
下:ジャケット、Tシャツ、スカート、バッグ(Whim Gazette)/パンプス(Deuxieme Classe)
思わずおふたりから「素敵!」と声が上がるなか、川村さんがコーディネートのポイントを解説してくれました。
「パンツはデニムの王道スタイルですが、スタンダードなデニムを1本持っていて欲しいという思いから選びました。これくらい濃いインディゴなら、ジーンズでも上品に着こなせますよ。そして羽織に合わせたのは定番の型ではなく、ドレストレンチ。かぶりも少ないですし、結婚式といったフォーマルスタイルにも合わせることができます。もうひとつのスタイルでセレクトしたGジャンは、オーバーサイズやノーカラーが断然今っぽい! 合わせたスカートはイタリア製で、エルメスやトム・フォードと同じ工場で作られているだけあって、形がとってもきれいなんです。」
どちらかのスタイルが全身プレゼントされるとあって試着にも熱が入るなか、全員一致で選ばれたのが、ジーンズ×ドレストレンチのスタイリング。
「普段あまり着ないパンツスタイルにチャンレジしたくなりました。」と、お客さまも満面の笑みです。
「このキャスケットは『Lock & Co Hatters』という英国王室御用達のブランドで、上質な手触りと軽さが特徴です。こういう、シンプルだけど上質なものをひとつコーディネートに取り入れるとぐっと全体が引き締まります。髪型は低めのゆるいシニヨンにするとバランスがいいですよ。」
と、細かなアドバイスもためになります。
プロの技でスタイリングをしてもらうと、一気にこなれ感もアップ。
「トレンチコートって誰でも持っているし、人とかぶりやすいですよね。でもこのドレストレンチだったら一気におしゃれに見えて、人と差が付けられますよ。こだわりのアウターは一着は持っておきたいですね。」
ドレストレンチは写真のように腕をまくり、大きめのリボンを作って前で結ぶとまた違った印象が楽しめるとのことでした。
ちなみに、午後に行われたもう一組のお客さまへの提案スタイルがこちら。ぜひ春夏スタイルの参考にしてくださいね。
上:ジャケット(DRESSTERIOR)/Tシャツ、パンプス(TOMORROWLAND)/パンツ(martinique Le Conte)
下:シャツ、スカート、バッグ(martinique Le Conte)/ヒール( Spick and Span)
スタイリングが決まったところで川村さんから、「これからルミネに行って、パンツスタイルに合うアクセサリーを探しに行きましょう。」と提案があり、一行はカフェスペースから今回はルミネへと向かうことに。
ルミネ新宿に到着した一行は、先ほど選んだスタイリングに合うアクセサリーを選びにフロアへ。そこで川村さんの目に止まったのが、「martinique Le Conte」のピアスとイヤリングでした。
「普段はシンプルなアクセサリーが多いということと、キャスケット×シニヨンのスタイルに合うものということで、大きめかつデザイン性のあるものを選んでみました。パールのピアスは上品なイメージにぴったりだし、今回選んだ黒のトップスにも絶対に似合う!あと一見難易度が高そうに見えるグリーンの大ぶりなイヤリングも、ネイビーボーダーやTシャツにぴったりなので、春夏コーデに一役買ってくれると思いますよ。」(川村さん)
アクセサリーの選び方に加え、ニットのアンサンブルの着こなし方や人気ブランドの特徴なども教えてもらい、あっという間にショッピングの時間が終了。
川村さんがチョイスしてくれた2つのアクセサリーもプレゼントされ、トータルコーディネートが完成したのでした!